ロジカル・・・7
・・・2度目の密会・・・
『やっぱりダメ。ほんとにごめんなさい。
縁がなかったと思ってあきらめてね。』
『先日はどうも・・私のことどう思う。すぐ会いたい・・』
『あさって会える?』
『もう。終わりね。メールしないで』
『えっ。どう言うこと?』
『いいよ。じゃ~また同じ時間にね。』
『あなたとは会えない』
『同じ場所だろ?』
『何のこと? だからメールしないでよ』
私は困惑した。1度会っているのに・・どういうことなのか?
不可解なメールのやり取りをしながら2度目の密会の日はやってきた。
タクシーから降り立った菜緒子は同じファーのジャケットにミニ。
“ほんとに会えないとはどう言う事だったのか?”
目の前に存在するのに・・・
不思議な顔をしているのだろう。
菜緒子は私の顔をのぞき込み、そして二人してまたネオン街に足を速めた。
夕暮れの淡い光がなんとも言えない妙な雰囲気をかもし出している。
『あなたに会えて嬉しい』
この甘美な香り・・・
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『絶対会えない』
菜緒子からのメールが来た。
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ホテルを後にした。